2012年 美和子が聞く

武周のお講さま 1月


当番 いわえもんさん

午後2時からおつとめ  お茶  法話2席

2月のカレンダー「釈尊涅槃に入りたまう 鳥や獣も泣きました」
正信偈 「大乗無上の法を宣説し 歓喜地を証して安楽に生ぜしむ」

今月のお講さまは、昨日一緒させていただいた
本堂のお講さまの話をご縁に進められました。
本堂には同行の皆さんで守り続けている道場があり、
毎月27日前後にお講さまがつとまります。
お年を召された方が引退すると、
入れ替わりにその家の若い方が新しく仲間に入られ、
世代交代が行われます。
そうやって、仏法を大切にする心が
途切れることなく、今まで続いているのだそうです。
同じような在所は他にも、いくつかありますね。
私も今まで、いろいろな在所のお講さまにご一緒させていただいたことがありますが、
西雲寺の住職がいなくても、途切れることなく続いていることに、
いつも感心させられています。

この、脈々と続く仏法の流れの中に、
親鸞聖人やお釈迦さまもいらっしゃって、
先人の言葉を聞き、後に続く人たちに伝える仕事をいのちがけで取り組まれた、
それは仏法が未来永劫、途絶えることなく続いていくと信じておられたからで、
実際、私たちの時代まで届けられている、
そして、親鸞聖人たちと同じ仕事を任されていると話は続きました。

お御堂という、非日常の空間で時空を越えた話を聞くとき、
本当に私自身が大きな流れの一部になったような不思議な感覚に陥ります。
それは、お説教が素晴らしいからではなく、
同じように話を聞いている方が周りにいらっしゃるからだと思います。
私たちみんなに託された仕事なんだと思えるからだと思います。