2012年 美和子が聞く

武周のお講さま 2月


当番 さぼんさん

午後2時からおつとめ  お茶  法話2席

2月のカレンダー「亡き祖母の読経の声 ただありがたくなつかしく」
正信偈 「難行の陸路苦しきことを顕示して 易行の水道楽しきことを信楽せしむ」

現代文で表現すると、
「みんなの幸せを願いながら、てくてくと自分の力で歩いていく道はしんどけれど、
舟に乗っていく水の道は楽ですよ〜と、
みんなで舟に乗って進む喜びを私たちに見せてくださった先人方」
という感じなのだそうですが、
では、その舟とはどんなものかという問いかけを中心に話は進みました。
ご本願、お念仏、ご恩、命・・・私たちが心の拠り所、心の支え、
自分ではどうにもできないけど、私に寄り添って包んでくれるもの。

私はお説教を聞きながら「悲しみ」も私を運んでくれる大切な舟だなぁと思いました。
まだ40年あまりの人生ですが、ふり返ってみると、
楽しかったことよりも、悲しかったこと、辛かったことの方が思い出されます。
しかし、それでも笑ってここにいられるのは、先人方を含めみなさんの悲しみが
私に寄り添ってくださっているからで、
大きな悲しみの一部であるという安心感、その心強さは私の生きる支えです。

1月、2月と夜がしみる(凍結)するほどの寒さなので、
お講さまは昼間につとまりました。
多分、夜なら参られなかっただろうなぁと思う方々が、たくさん集まり、
とても賑やかにつとまりました。