2012年 美和子が聞く

武周のお講さま 8月


当番 おてら

午後7時からおつとめ  お茶  法話2席

7月のカレンダー「人それぞれに 年輪の美しさあり」
正信偈の言葉 「道俗時衆共に同心に 唯この高僧の説を信ずべし」

殿下地区も今日から学校が始まりました。
日中はまだまだ暑いですが、もう、夏も終わりですね。
振り返ってみると、今年の夏も、いろいろなことがありました。
夏休みの前半は福島からたくさんの子供達がやってきて、
地区内はとても賑やかでした。
お盆の時期も都会から若い方たちがたくさん帰ってこられました。

今回のお講さまはそんな夏の思い出を交えながら進められました。
まず、武周に滞在された福島の方からのお礼の手紙の中から、
「目には見えない大切なものについて教えられ、考えさせられました」
と言う言葉を引用して、
我の張り合いでは見えないもの、仏の目を通して
見えてくるものについて話が進みました。

日常の暮らしの中の何気ないひと言に、
はっと気付かされた自身の体験を例にあげて、
大切なことは、私たちの周りにいらっしゃる方々を通じて、
人から人へと伝わっていくんだという話は、
スーッと心に落ちました。

お盆も懐かしい方々の思い出の中に流れる大切なことを、
もう一度思い出すいい機会だという話も、なるほど。
お墓に刻まれた名前はほとんど知らない人ですが、
その前に私が立って手を合わせていることの不思議は毎年感じます。
頼りない人の心を通じてつながり続ける、念仏の頼もしさを感じます。