永代経

  7月11日


今日はたくさんの方がお参りになる日です。台所の方々は早朝6時前からでした。



しだれ桜の長い枝が、ようこそようこそとおじぎをしているようです。



病気のご縁にあう方も、死別のご縁にあう方も、お寺ではみな仲間ですね。



夏空が広がる日でした。



近くにいるけど、なかなか会えないし、じっくりしゃべる間もないし…とおっしゃるお二人は姉妹です。



お骨が納まるところに身を置くと、目にも見えない、量ることもできないご恩を知らせてもらいます。



台所では一服の時間のようです。



お日中は『仏説無量寿経』を拝読のあと、お説教を2席。




夏休みの間に親孝行をしたかと先生に尋ねられて、しませんでした、お母さんを泣かせましたと正直に答えた子どもの話から、
真実に生きることを呼びかけられていると聞かせてもらいました。



お昼の一番忙しい時間には、お参りの方々も手伝って下さいます。



本日の精進料理です。



にぎやかなひとときです。



帳場をあずかる方々、ありがとうございます。



昼下がり、穏やかなひとときです。



台所ではまだまだ忙しい時間帯です。



お逮夜は『仏説観無量寿経』を拝読のあと、お説教を2席。



最後に住職があいさつをし、200年以上経過した本堂の傷みを修復しつつ、再来年の御遠忌を迎えましょうと呼びかけました。



地元武周から嫁がれた方々。いっぺんいっぺんのご縁を喜ばれる姿は何にもまさる尊さです。




ちょっとバスが遅れるハプニング。



3台とも無事出発して、胸をなでおろすバス担当の親方。



お初夜は『仏説阿弥陀経』を拝読のあと、お説教を2席。



主人に先立たれて初めて、自分のことばっかり考えていた恥ずかしさに目が覚めたという例話が印象的でした。



静かに建つ本堂やしだれ桜は200年もこうやって教えを聞いてきたのでしょうか。