除夜の鐘 ・ お年頭

  1月1日

新しい年が始まりました。
皆さま、今年もよろしくお願いいたします。

年の暮れには、カレンダーをあちこちからいただきましたね。
西雲寺も「直旺カレンダー」を配らせていただきました。
言うまでもありませんが、どのカレンダーにも、一年365日分の日付が記されています。

でも、それは決して当たり前じゃないんだぞと、先人たちが教えてくださいます。
真実からすれば、年の初めに365日分のカレンダーをもらうべきじゃないんだよと、
本当は、どんな人も、ゼロなんだよと、
朝目覚めたとき、初めて今日という日付が始まるんだよと、
無くて当たり前だったけど、いただいたんだよと。

本当のカレンダーは、
今朝目が覚めたら、真っ白な紙に「2013年1月1日」と書いて貼り付け、
明日目が覚めたら、「1月2日」と重ねて貼り付け、
そうやって、だんだん増えていくものだよと。
だんだん減っていくような日めくりカレンダーじゃ、決してないんだよと、
そんな声が聞こえるように思います。
僕は42歳ですが、365日×42年=15330日、つまり今まで15000枚もの紙を重ねて来たんですね。

本来ゼロだから、3ヶ月の赤ちゃんも、100歳の人も、
今日の日をいただいたのはみんな同じですね。