2013年 美和子が聞く

武周のお講さま 6月


当番 こどいさん

午後7時からおつとめ  お茶  法話2席

今回のお説教は、
「親鸞聖人にとっては法然上人のような方は、私たちにとっては誰だろう?」
という問いかけから、
実際に私たちの前を歩いておられた懐かしい方々の、
後ろ姿を思い出しながら進められました。
そして、仏のお心を「風」に、私たちを「鯉のぼり」に例えて、
私たちは自分で泳いでいると思っているけど、
本当は風が吹いて初めて泳げる存在だと指摘し、
ずっと変わらず吹き続ける風を受けて泳いでいた先人の姿を通して、
私たちは風を感じることが出来る。
そして同じように泳ぐ私たちの姿を、次の誰かが見ていると話は続きました。

私は今回のお説教の最初の問いかけの時に、住職がボソッと呟いた、
「こう、問いかけられた時に、ふっと誰かの顔が頭に浮かんだら、
それは幸せなことやなぁ」という一言が、とても印象的でした。

私も顔が浮かぶぞ、浮かぶぞ!!
でも、これって「浮かびますか?」と
聞かれたから思い出しただけで、普段思っているわけではありません。
普段はすっかり忘れて、やりたい放題の私なので、
耳が痛いなぁとも思うのですが、
でも、静かな夜のひととき、この場所では、
ちょっぴり素直な気持ちで話を聞けるから不思議です。

永代経では皆さんと共に、そんな静かな時間を過ごせたら嬉しいです。