2014年 美和子が聞く

武周のお講さま 3月


当番 かみやさん

午後7時からおつとめ  お茶  法話1席

今月も新たに提供していただいた懐かしい写真をスライドで見ました。
約40年前の納骨堂落慶法要の写真から始まって、
御本山の750回大御遠忌の写真まで、時間を追いながら見ていきました。
写真の中に懐かしい顔や、今はご高齢の方のお若い姿を見つけるたび、
どよめきにも似た声がわき上がり、お御堂の中は大盛り上がりでした。

いよいよ目前に迫った西雲寺の法要の写真も、
50年後の人たちがこうやって懐かしく見るかもしれないと話が始まり、
親鸞聖人がお亡くなりになられても、
そのあと750年も続いていることの、
奇跡にも似た素晴らしさに思いを寄せました。

戒律や修行、たたられるような迷信もなく、
やる事といえば、ただ聞法して念仏するだけの、
一見、頼りなく思える浄土真宗の教えが、
これほど強く人の心に浸透し、
人から人へと今まで伝わってきたことを冷静に考えると、
本当に凄いことだと思います。

親鸞聖人を、ご本願の光に照らされた月にたとえるなら、
信心を受け取られた先人方は月と一緒にまたたく星だと思います。
そう考えると私たちは月や無数の星たちに照らされた、
夜道を歩く人々と言えるかもしれませんね。
月や星を私たちは昼間、全く気にも止めませんが、
心細い夜道を照らす月明かりは頼もしく、
満天の星空は、それはそれは美しいです。

先人方も、常に目の前を歩く方々の後ろ姿に支えられながら
暮らしておられたのだと思います。

今、御遠忌法要を盛り上げようと、
連日のように多くの方々が努力してくださっています。
私たちを繋ぐ浄土真宗をひらいて下さった親鸞聖人のご法事を、
皆さんとともに迎える日が待ち遠しいです。