2014年 美和子が聞く

武周のお講さま 4月


当番 こひげさん

午後7時からおつとめ  お茶  法話2席

今月のお講さまは、親鸞聖人の御遠忌の翌日でした。

『御遠忌の次の日、やれやれ・・・と思いたいところですが、
生きている私たちには、また、いつも通りの一日が始まる。
そういう意味で、翌日のこのお講さまは本当にありがたいです』
という言葉からお説教が始まりました。

大量の写真の中から選んだものをスクリーンに映しながら、
賑やかだった御遠忌をみんなで思い出しました。
華やかなお御堂や、厳かなおつとめ、賑やかで愛らしいお稚児さんの写真の間に、
お寺近辺からは全く見えない場所で一日中支えて下さった方々の姿が、
次々と映し出されるのを見ていると、、
今となっては夢のような、あの一日が、予定通り進行していった陰で、
どれほどの方のお力をいただいていたのかと、
本当に感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。

写真のあと、お説教はさらに続きました。

『御遠忌が終った今、私たちがしなくてはいけないことは、
次の人を育てること、後ろ姿を見せることです。
私たちが育ててもらったように。』

『50年後の800回忌の御遠忌は、この体で参ることは出来ませんが、
先だっていかれた方と同じ、無量寿となって、一緒にお参りいたしましょう。』

私はお説教を聞いていたら、
御遠忌のあと、安堵とともに、ぽっかりと空いてしまった心の穴が、
いっぺんに埋まってしまいました!!

生きている私たちには、生きているかぎり、
やらなくてはいけないことがあるんですね。

将来、死んでしまったあとも、
繋がるいのちの流れの中に居場所があると信じて、
今日、これから、また、一歩一歩あるいていきましょう。