2014年 美和子が聞く

武周のお講さま 5月


当番 こみなみさん

午後7時からおつとめ  お茶  法話2席

御遠忌から1ヶ月が経ちました。
やっと完成した写真集、同行の皆さまのお手元に届きましたでしょうか?
限られたスペースしかありませんでしたので、
お参り下さった方、全員のお姿は載せきれませんでした。
しかし、表表紙から裏表紙まで、順にめくっていくと、
あの日の事が次々と思い出され、たった1ヶ月前のことなのに、
随分と懐かしい感じがします。

さきほど、たった1ヶ月と言いましたが、
この30日ほどの間に、亡くなられた方もいらっしゃいます。

今回のお説教では、
最近亡くなられた先生が遺された言葉をご縁にすすめられました。
「ありがとう。楽しかったね」と声をかけられた奥様に、
先生は普段から口癖のようにおっしゃられていた言葉「今も」と返されたそうです。

末期のガンの人も、元気な人も、今、ここにいることを喜ばしてもらう。

「平生業成」という言葉があるそうですが、
大事なことは、平生に(いつもの暮らしの中で)喜ばせてもらうという意味だそうです。

「身の回りを見回してみましょう。
身近にいる多くの方の後ろ姿を見ることで、
私たちが、たくさんのご恩によって、
生かされていることが見えてくるかもしれません。」

お説教の最後に、こう呼びかけられました。

本当はいつでも感じていなくてはいけないのでしょうが、
せめて、お御堂で参っているこの時間だけでも。