5月30日
たくさんの方々のおかげで、法事と布教大会とが勤まりました。
午前も午後も、現代に居ながらにして、お釈迦さまの言葉を聞く。
そんな驚くべき、とっても大切な時間だったと思います。
ある新聞のコラムに、若手映画監督の言葉が紹介されていました。
「聴くとは、動けなることだ」
人はたいてい、自分の都合のいいようにしか「聴いて」いない。
けれど、今までそんなことがあるとすら思っていなかったことに触れて、身じろぎできなくなること。
そして、それにとことん身をさらすこと。
それが「聴く」ってことじゃないか。
そんなコラムでした。
お釈迦さまのさとりなんて、僕たちには遠い話!ぜったい無理!
普通はそう思います。
けれど、本当にそうなん?
今まで思ってもみなかったことに触れて、身じろぎできなくなる…
そんなことが本当に次々と起こってきた、この場の歴史、先輩たちの背中を感じたのでした。