11月28日
当番 かみやさん
今月のお講さまも、親鸞聖人が私たちにのこして下さったお言葉、
「正信偈」を味わいながら進められました。
道綽決聖道難証
唯明浄土可通入
万善自力貶勤修
円満徳号勧専称
親鸞聖人が道綽禅師から教えられたことを私たちに紹介して下さっている部分です。
さとりの道を求めて修行することを、おとしめるという意味の「貶」という言葉で切り捨てて、ただ念仏することを勧めておられるのですが、
私は、親鸞聖人が「正信偈」の中で、いろんな尊敬する方々の言葉を引用して、
念仏する道こそお浄土への道だと宣言しておられることに、
あぁ、それはよっぽど難しいことなんだなぁと思いながら聞きました。
生老病死のいのちから逃れることが出来ない私が、そのままの状態で喜んでいく世界、心の底からお念仏が出てくる日がくるといいなぁと思いながら聞きました。