平成16年度 報恩講2日前


おみがき 幕つり 提灯台 内陣お花

朝8時から夕方まで、みなさんありがとうございました。



武周の長老9人、二ッ屋の長老おひとり、計10人でおみがきです。磨き粉をつけてこすり、彫りの細かいところはハブラシで磨きます。その後、ぼろきれと新聞紙でしっかりと磨き上げます。ここら辺では、「とうさん、なんたねんしゃなんや。」と言って、丁寧な仕事ぶりをほめます。
















午後からは、2人が外へ出て、提灯の台を4ヶ所に立て、幕を3ヶ所に張ります。今日の午後からは、久しぶりに抜けるような秋晴れ。白山では初冠雪した模様で、この青空に真っ白な山が屹立している風景が目に浮かぶようでした。
















本堂横の部屋では、千合町のおふたりが、ボクを使って花を立てて下さっています。これは、一番正面のところに対で飾るため、二人の息を合わせているところです。ここまで出来るのに、何時間もかかっています。

















夕方が近づき、本堂に西日が差し込んできました。最後に、柄の付いた香炉や、納骨堂の仏具など、細かい品物を磨いているところです。「ほう、きれいんなったのう」「あ〜〜やいうな、きれいんなったんでね、きれいにしたんにゃ!」 冗談を言い合う中にも、今日一日の苦労がにじみます。
















その後、親鸞聖人の一生を4幅の掛け軸にしてあるところと、親鸞聖人の絵像のところの2ヶ所にも、花を立てて下さいました。最後に、水をいれて、ちょっと離れて出来具合を眺めようとしているところです。


















見事、完成しました。明日は、仏具を取り付け、きれいに荘厳された内陣の写真が撮れるでしょう。



















仏具も、このとおり。これをまた組み立てて、元に戻すのがひと仕事。一番大きなお輪灯は、ずっしりと重たく、内陣に吊り下げると、天井がミシミシと音を立てるほどです。


















早朝から夕方まで、一日ありがとうございました。いっぷくに食べたぜんざいは、久しぶりでおいしかったです。





















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