美和子が聞く
武周のお講さま
10月



夜7時過ぎからおつとめ  お茶・お菓子  法話1席  仏教讃歌


報恩講も無事終わり、例年なら今頃はまだ余韻に浸っている頃だと思うのですが、
今年は、この二週間足らずの間にいろいろなことがありました。
台風や地震など、私たち人間にはどうしようもないことの連続に、
無力さを思い知らされました。

今回のお説教は、かつて親鸞聖人が体験されたことについて…です。
飢饉や病気に直面するたび、自力と他力の間を揺れ動き、
ご自身の姿を見つめ続けた聖人が、
苦しむ人々の中に飛び込み、共に教えを深める道を選ればれたお話に、
失礼な表現ですが、ますます親近感が湧いてしまいました。
私たちと同じように、自分自身の心と向き合い続けた方だからこそ、
今なお多くの人に、その後姿を追い求めさせているのでしょうか。
私たちと同じ人間だからこそ、聖人の遺された教えが、
今なお新鮮に私の心にも突き刺さるのだと思います。

護城 美和子



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