盆 会

8月14日(日)

午後2時、お逮夜が始まります。
お御堂に行ってみてびっくり、お参りの方は二人でした。
まぁ仕方がないかと思いつつ、それにしても少なすぎる!などと、
台所から駆けつけてもらった3人の方を交えて話をしていると、
今回の法話の席を任された一哉氏が入ってきました。
そして開口一番、
「お参りが少ないと思ってしまうこの気持ちも、煩悩だと教えられます」
お参りする方がいい、自分はお参りしていると思うその自分自身の良心も、
お参りしない人と比べてしまう煩悩のうちの一つなんだという話は、
あまりにも図星で、私を含め皆が下を向いてしまいました。しかし、
「ここにこうしていることは、ここに向かうようにお育てを受けた結果なのだ」
聞法の世界にご縁があってここにいられることを素直に喜べばいいという
温かい言葉に場が和みました。
今回、人数が少ないこともあって、いつもとは違う形態で進められました、
一哉氏も私たちと一緒に座って、座談会のような賑やかな席となりました。
お盆ということで、久々に家族がそろい、
お墓参りなど故人を思いながら静かな時間をお過ごしのことと思います。
この機会にぜひ、お仏壇の前にいつも座っていた、
今は亡き方々の後姿を思い出してみてはいかがでしょうか。(美和子)


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