今月は住職の法話が一席。 最近あちこちで連続して起こっている殺人事件などの不可解な事件を例に挙げて、 宗教的な意味での家庭崩壊を指摘されました。 犯人が子供の場合、必ずその後に学校で行われる集会で、 いのちの尊さについて強調される場面が映りますが、 普段から本当の意味で自分と向き合う習慣がない人に、 いきなり『命を大切に』などと訴えても、 なかなか心に染み入らないのではないかいう話もあり、 やり場のない苛立ちのようなものを感じました。 いのちと向き合う絶好の機会である、 真宗の教えをいただくことの出来る私たち真宗門徒は、 このご縁をいかに自分のものとして明日につなげていくのか、 大きな課題を背負っているような気持ちになりました。 あと2週間足らずで、永代経がつとまります。 これをご縁に、また、皆さんとお御堂でお会いできるのを楽しみにしています。 |