お内仏報恩講

1月13日

お寺のお内仏にて報恩講がつとまりました。
10月の報恩講、11月の御正忌報恩講と合わせると、
3度目の報恩講ということになります。
やはり、おかざりの餅もついて、数日前から精進料理の段取りをして、
規模は小さいながら、同じように手間暇をかけます。
私にとって、私たち人間にとって、一番大事なものは何なのか、
何度も繰り返し教えられないといけないんですね。
すぐ正反対の方へ向くのが私の正体だからです。
「浄土」これが一番大事と聞こえます。
そこにいるのは、仏さまたち。
死後の世界ではありません。
人を、生きとし生けるものを、仏さまと仰ぐという生き方です。
私には、そんな生き方は100%できないと、腹の底からうなずいたところに、
不思議と、そんな生き方が開かれるという、
本当に不思議なことです。


定番の納豆汁作り。納豆は毛布の中でよく寝ていた(ほどよく発酵した)ようです。



子供には手間ひま惜しまぬ姿を学んで欲しいです。(が、餅を焼いて遊んでいた様子・・)



夕方、行譜正信偈の節が部屋に響きます。



1年半前に、おかみそりをして仏弟子になった方々も多数。



本日のお精進。納豆汁・葉ワサビ・銀杏あんかけ、この3品は並べておけないので後で。



納豆汁のおかわりをする女性も多く見えました。



目頭を押さえる男性を発見。ワサビですね、ありがとうございます。



夜。お参りの皆さんと一緒に、年頭に当たって何が大事なのかを確かめます。



昔は、多くの家のお座敷でこのような御座がつとまっていたのでしょう。



お座の後、ぜんざいとお酒が。「・・・もう、腹がテンテン(一杯)や」



9時過ぎ。まったくおかげさまでございました。