2008 美和子が聞く
武周のお講さま 9月



当番 あぢちさん

夜7時からおつとめ  お茶  法話2席  

カレンダーの言葉「人の命は年の数だけでなく幅もあるし深みも含んでいます」と、
正信偈の「三蔵流支授浄教 焚焼仙経帰楽邦」の部分をご縁にして、
お説教が進められました。
言葉とは不思議なもので、うけとり方次第でずいぶんとニュアンスが変わってきます。
自分中心の「我」のこころで読むと、たとえば
「長く生きても病気や寝たきりではダメ、それやったら短くても質がいい方がいい。」
などと解釈するのが一般的でしょうが、
同じ言葉を仏のこころで読むと、
自分一人のことではなく、もっともっと横や縦のつながりの中で、
いのちの価値を見いだすことが出来るのかなと、
お説教を聞きながら思いました。

その命を終える時「これでいい」と心から思えるような生き方とは?

逃げられないこの問いに私は今、どう向き合ったらいいのか分かりませんが、
同じように歩く人が周りにいることが感じられると、
死に向かって歩く勇気が湧いてくるような気もします。



護城 美和子