2008 美和子が聞く
武周のお講さま 11月



当番 どうめさん

夜7時からおつとめ  お茶  法話2席  

今月のカレンダーの言葉は
「救いの中味は、自分がする信心か如来さまから頂く信心かで決まる」
正信偈の言葉は
「道綽、聖道の証し難きことを決して、ただ浄土の通入すべきことを明かす」

今月のお説教は聞きながらとても困りました。
自分のことをどうしても「おぞい(悪い)」人間だとは思えないからです。
いつでも自分のことが一番大切ですし、幸せになりたいと思っています。
私だけでなく、きっと皆さんもそう思っているでしょう。
逆に自分の「おぞい」本性を見つめるなど、とても怖くて出来ません。
出来るだけ気付かないように努力して、なおさら楽しいことばかり考えています。
そのほうがずっとずっと楽だからです。
自分のことを好きでいられるのですから。

それではいけないというのが、今月のカレンダーのことばだと思います。
そして道綽さんも、はっきりとうなずかれたそうです。

お説教も、そこのところをなんとか感じ取ってもらいたいと、
いろんな例えを用いながら進められたのですが、
一番根本のところ、「おぞい」と思えない今日の私の心には
なかなか響きませんでした。

今月は声明会で一緒に練習している木村さんが導師デビューをされました。
8年前に亡くなられた「父ちゃん」はとてもおつとめが上手な方だったそうです。
父親と比べると「まだまだ」といいながらも、
後ろで見守る「かあちゃん」は、とても嬉しそうでした。


護城 美和子