御正忌報恩講

11月28日(土)〜30日(月)


お華立て、ありがとうございます。山から材料を採ってくるのが大変だったと思います。



立てるのも一日がかり。日も暮れるころまで最終の調整に余念がありません。



28日午前中から台所はフル回転の様子です。



29日早朝、総代さんが掃除をして下さいました。



メンバーを交代しつつ、今日も台所は大忙し。



お日中のおつとめは、大無量寿経です。ここらへんの方は「大経さま」と呼んでいます。



10月の報恩講から、長机を10脚だけ新調しました。お精進も美味しく映えることでしょう。



29日より布教は野世信水師。イヌやネコでなく「人間」として生きることを親鸞さんに尋ねましょうと。



おときの時間です。あちこちの在所からお見えになって女性陣はにぎやかでした。



どのお皿も美味しそうです。今年の変わり種は銀杏のあんかけでしょうか。



ちょっとの合間にも掃除をして下さいます。



お逮夜のおつとめは、慣れた行譜正信偈。



孫に「どうしてナンマンダブツを言うんや?」と尋ねられたらどう答えます?と問いかけられました。



ちょっと遠い在所の方々がいろりを囲み、お初夜までの間、にぎやかに過ごしておられました。



暗い中をお初夜にお参りです。



炎をみているだけでも暖かく感じられます。



お逮夜に引き続き、御伝抄(親鸞聖人の伝記)に聞き入ります。



親鸞聖人のご生涯を思い、飢饉の中でも報恩講を大事に勤めてきなさった先人方を思いながら…



飢饉の中でも、報恩講の小豆だけはとっておいたという伝説もあるようです。



「ウサギとカメ」の話から、自分一人が助かるのでいいのだろうか、みんなつながっているのではと。



30日。ずっとお参りなさる背中を、目に焼き付けておきたいと思います。



仏の眼とともに生きていくのが「人間」ではないでしょうかと聞かせていただきました。



ごぜんさま(御仏飯)で炊いたおじやを囲んで。



最後までありがとうございました。