2009 美和子が聞く
武周のお講さま 3月



当番 そうべさん

夜7時からおつとめ  お茶  法話2席  

今月のカレンダーの言葉
「浄土真宗のご法事は、亡き人を菩薩さまと仰ぎます」と
正信偈の言葉
「一切善悪の凡夫人 如来の弘誓願を聞信すれば
 仏、広大勝解の人とのたまえり 是の人を分陀利華と名づく」

都会では亡くなられたあと、通夜や葬式をせずに、
霊安室から火葬場へ直行するご家庭があるそうです。
福井ではあまり聞かないし、殿下では考えられないことです。
ここにいれば、どのお宅でも節目節目に法事をつとめ、
代が変わっても、50年のといあげ(最後の法事)までするのが当たり前だと
思っていたので、驚きました。

法事の席では皆で故人を偲び、
長い歴史をへて今自分にまでつながるご縁を感じることが出来ます。
親鸞聖人やお釈迦さまも、今では故人ですが、
もっと身近な人、例えば近所のお年寄り、隣りに座っている人など、
あらゆる縁でつながった自分を感じることが出来ます。
目をそらさず死を見つめ、丁寧に受け止めるということは、
同時に、今を生きる私達を大切にすることだと思いました。


護城 美和子