しだれ桜中継 雪で枝が折れました

  1月29日


29〜31日にかけて再び大雪の予報が出ましたので、
今のうちに屋根雪を少しでも下ろしておこうと、
かけつけてくれた総代さんと二人、屋根に上がりました。
この日は風もなく、昼間から湿った雪が強く降りました。



スコップが110cmくらい。



雪を下ろすと、窓の上まできちゃいます。



夕方4時頃、ふと見ると、大きな枝が折れているではありませんか。
ほとんど外にいましたが、折れた音は分かりませんでした。
カッパのフードをかぶっていたからかもしれません。



ちょうど支柱が当たっている場所から折れていました。
なんとも皮肉な光景です。
この後、ハシゴと竹竿で雪を落として歩きましたが、それは所詮人間のすること。
自然の猛威はどうすることもできません。
どんな状況も受け入れていくしかないと、念仏の先輩方がおっしゃっている通りです。
枝も折れるし、幹が折れるかもしれないし、いつかは枯れて倒れるでしょう。
人間も同じだと、先輩方が身をもって教えて下さっています。
そこにも変わらぬ安心と明るさがあることも、
穏やかな顔で教えてくれます。
ただ、この光景を見ると、人間が招いたかのようにも思えるだけに、
申し訳ないし、悔しいし、もったいないし、胸中は複雑です。
しかし、それも含めて、ご縁でしたと受け止めましょう。
私たち愚かな人間を、この桜は100年以上見続けてくれています。
本堂は200年、御門は350年、
恥ずかしいことですし、、また温かく穏やかなことです。