美和子が聞く
武周のお講さま
10月




夜7時からおつとめ  お茶  法話2席(そのうち一哉の法話原稿)  

おかげさまで今年の報恩講もたくさんの人に支えられて、無事つとまりました。
本当にありがとうございました。
お講さまの今日も報恩講を思い出させるような秋晴れの気持ちが良い一日でした。
しかし日が沈むと急に気温が下がり、
広いお御堂の中にストーブが一つでは心細いような気がしました。
いつの間にかまた季節が移り変わろうとしています。

一哉氏のお説教はカレンダーの今月の言葉をご縁として進められました。
並行して親鸞聖人が残された言葉にふれながら、
親鸞聖人にとっての光が
法然上人を通して映し出される阿弥陀さまのことだという話を聞きながら、
法然上人や親鸞聖人をはじめ、今まで信心深く生きてこられた方々は、
自分のうしろ姿が皆の目にどう映っているか
チラチラと振り返ったりはしなかったんだろうなぁと思いました。
この一ヶ月食事中に娘たちが好きだの嫌いだのと文句を言うたびに
カレンダーを指差して説教してきましたが、
命をいただくことがありがたいと思っている自分に酔いしれている私は、
文句を言っている子どもたちとそんなに違いはなかったのでしょう。

住職のお説教は、
信心を心の芯としながら今の時代を生きておられるいろんな人々を例に挙げながら、
浄土真宗の門徒である私たちにとっての信心とは何かということについて説かれました。
「お浄土」についての皆さんの思いの微妙なズレなども話題になりました。
お浄土に参りたいと思ってみたり、
そんな世界があるはずがないと思ってみたり、
一人の心の中でさえお浄土への思いはいつも揺れ動いているかもしれません。
皆さんにとってのお浄土がどういうものか、
ゆっくりと考えてみるのも良いかもしれませんね。




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